Raspberry-Pi も長く運用してこまめに更新はかけているけど、Debian のバージョンとしては buster(10) もoldstable になっているので、bullseye(11) への更新をかける。
/etc/apt/souces.list.d に bullseye のファイルを追加し、”aptitude update ; aptitude full-upgrade”を実行。
時間はかかったけど、普通に更新が終わった。
inetutils-inetd でトラブル
自宅では、Raspberry-Pi に接続した温湿度センサーBME280 の結果を、メインマシンで参照させるために、inetd から BME280 を読み出すプログラムを実行している。しかし、更新後に温湿度が取れなくなる。tail /var/log/syslog を実行すると、
... inetd[3470]: cannot execute /.../bme280: Bad address
といったエラーが記録されている。原因を調べると、inetutils-inetd 2.0 では、組み込まれている libwrap により、/etc/hosts.allow にて接続許可されているかを確認するようになったみたい。そこで、以下を追加する。
((( /etc/hosts.allow ))) + ALL: ::1 + ALL: 127.0.0.1 + ALL: 192.168.XX.XX/24 ((( inetd を再起動 ))) # ps ax | grep inetd # kill -HUP <<inetdのPID>>
再起動をすると、Bad address のエラーが再び発生。”/etc/init.d/inetutils-inetd stop”,”/etc/inetd.inetutils-inetd start”を行うと、Bad address が発生、”kill -HUP (inetdのPID)” を行うと、エラーが消える。意味不明状態。
なんとなく inetutils-inetd のバグのような感じに思えたので、inetd から xinetd に切り替えたら、bme280 の機能が無事に動く様になった。
eRemote mini も動かない
broadlink のモジュールが無いと言われるので、改めてインストール。
$ sudo pip3 install broadlink
eRemote mini による赤外線リモコン関係のスクリプトは、これで動き出す。
でも一番の問題は、cec-client が動かなくなる… (x_x;