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nextr 2G を活用するには

nextr 2G を活かせていない

我が家のネットワーク契約は、こしの都ネットワーク(丹南ケーブル) nextr 2G の契約だけど、自宅の端末の管理をきめ細かくしたいので nextr 2G のルータ(G-240W-B GPON) の配下に Buffalo のルータを設置。すべてのネットワーク機器は Buffalo ルータ配下に設置している。このためすべてのトラヒックは、Buffalo ルータ経由となり、ルータの WAN 側は 1G bps なので、2Gbps の最大性能の半分しか使っていない。

改善前の性能

自宅サーバで動かしたブラウザと、Windows で動かしたブラウザで、それぞれを別タイミングで動かすと以下の性能で 1Gbps に近い性能が出る。

しかし、サーバのブラウザとWindowsのブラウザで同時に計測すると、全部が Buffalo のWAN側を通るので、1Gbps の性能になってしまう。(speedtest のリロードボタンの同時押しがなかなかできないので、微妙にタイミングがずれるので500Mbpsを若干越えてるけど)

nextr 2G で WiFi と2つのLANポートに分散

そこで、nextr 2G のルータで活用していなかった WiFi と 2つのLANポート(各1Gbps)で分散を目指した。

nextr 2Gの WiFi は、CATVSTB の インターネット側を 設定。また、自宅サーバに USB 接続の 1Gbps の有線LANを追加し、未使用だった nextr 2G ルータの2つ目の LAN ポートに接続。

これで、サーバのトラヒック(max 1Gbps)と端末のトラヒック(max 1Gbps)に分散して 2Gbps を目指した。

この結果、サーバと端末で同時に speedtest を起動しても 1Gbps に近い性能がでるようになった。

とはいっても、ブラウザで動画を家族それぞれが見たとしても、3人で 100Mbps のトラヒックでさえも出ないけど。

外から自宅サーバが見えない

分散はできるようになったものの、自宅サーバ宛てのメールが届かない。確認したら、Web サーバも外から見えない。外から、Buffalo ルータ経由でアクセスできると思ってたけど。抜き差しする可能性のある USB 有線LANだし、できればnextr 2G ルータの DMZ 設定変更したくないんだけど。もう少し、設定チューニング必要だな。ひとまず USB 有線 LANを抜いておく。

原因としては、パケットが出る際の経路(サーバ⇒nextr 2Gルータ⇒インターネット)、パケットが入る際の経路(インターネット⇒nextr 2Gルータ⇒Buffaloルータ⇒サーバ)の不一致のせい。Gemini に対応案を提案してもらうと、3つの対策を提案してくれた。

  1. ルータのインターネット接続を Buffalo ルータ経由にする案を提案してくれるが、これじゃトラヒック分散にならない。
  2. nextr 2Gルータの DMZ の宛先を直接サーバ: 抜き差しする可能性のある 有線LAN だしなぁ。
  3. PBR(ポリシーベースルーティング)を提案してくれるが、設定は複雑化するとな。