Visual Studio CodeでBorland C++を使う
先日、Visual Studio 2017 を入れたら、激重だったので、もっと軽い環境を試す。
embarcadero C++ compiler(旧borland C++)のインストール
軽量のコンパイラとして便利なのが、embarcadero C++ compiler。というより、年配の人であれば 旧borland C++ といった方が有名だろう。以前より無料で利用できるので、職場でも初心者プログラマーの簡単プログラミングであれば、BCC55を利用している。
最新のものを探すとBCC102として公開されているので、これをインストールする。
C++ Compiler のページから、”無料版のダウンロード”より、BCC102.zip を取得する。解凍して、コンパイラのフォルダを “C:\borland\BCC102” に移動する。コンパイラの実行プログラムが “C:\borland\BCC102\bin\bcc32x.exe” となること。
Visual Studio Code の設定
以下の図に示す、3つをインストールする。(Visual Studio Codeのインストールは他の資料参照)
- Japanese Language Pack… 日本語環境
- C/C++ 0.22.1 の編集機能
- Code Runner 0.9.7 (今回のキモ)
Marketplace の検索画面で、Japanese とか C++ とか Code Runner とか入力すれば、候補に出てくるので右下の”インストール”ボタンを押せば、インストールされていく。
“ファイル→基本設定→設定” を開くと、以下のような画面になるので、検索画面で”code-runner”などと入力すれば、”Code Runner”の設定画面が出てくる。今回は、設定での入力が複数行になるので “settings.jsonで編集” をクリックすると、ユーザ情報の settings.json の編集画面になる。
ここで、settings.json に以下の内容を書き込んで保存する。(表示の都合で折り返しているけど、”cd…..exe”までは1行で)
{ "code-runner.executorMap": { "html": "\"C:\\Program Files (x86)\\Google\\Chrome \\Application\\chrome.exe\"", "java": "cd $dir && javac $fileName && java $fileNameWithoutExt", "c": "cd $dir && c:\\borland\\BCC102\\bin\\bcc32x $fileName -o $fileNameWithoutExt.exe && $dir$fileNameWithoutExt.exe", "cpp": "cd $dir && c:\\borland\\BCC102\\bin\\bcc32x $fileName -o $fileNameWithoutExt.exe && $dir$fileNameWithoutExt.exe" } }
編集と実行
あとは、適当な C/C++ のソースコードを開いて、編集画面の右上の▶ボタンが、実行に割り当てられているので、これを押すだけでコンパイル&実行ができる。別画面にコンパイル状態の表示と、実行結果が表示される。
C言語環境(Visual Studio 2017)のインストール
C言語の開発環境には色々なものがあるが、学校などで標準的な開発環境として用いられているのは、Visual Studio 2017 だろう。以下に、そのインストールおよび hello world のプログラムまでの手順を示す。
- 性能が低いパソコンでは、Visual Studio 2017は重過ぎる。C言語の授業で習うような内容ならば、Visual Studio Code と Borland C++の方が良い(2019-03-27)だろう。
Visual Studio のインストール
Visual Studio のページにアクセスし、以下のページが表示される。
Visual Studio IDEは、C,C++の必要最小限の開発環境なので、これを選ぶ。
画面上部に、Visual Studio 無料版へのリンクがあるので、これを使っても良いだろう。
vs_community_xxxx…xxxx.exe がダウンロードされるので、これを実行する。
Windows が実行しても良いのか確認されるけど、Yes でインストールを続行。
最初に、不足している機能をダウンロードする画面がでるけど、そのまま待つ。
必要最低限のインストール
次に、インストールする物を選ぶ画面になるので、C,C++の簡単なプログラム開発に十分な、「C++によるデスクトップ開発」にチェックを入れて「インストール」を行う。
以下のような画面がでたら、ひたすら待つ。
インストールが終われば、再起動が求められるので、再起動。
Visual Studio の起動
メニュー内のVisual Studio 2017を起動すると、以下のような画面が表示されるので、自分の Microsoft アカウントを入力する。
最初のプログラム作成
ファイル→新規作成→プロジェクトを開く。
C言語の教科書に書かれているような、簡単なプログラムは、Windows コンソールアプリケーションなので、これを選び、OKを押す。
必要最小限のC++のサンプルプログラムが入力されているけど、ばっさり消して最も簡単なC言語のサンプルコードを入力する。
注意:Visual Studio では、巨大な #include <…>のコンパイル時間の遅さの対策として、プリコンパイルヘッダを使う。(ヘッダファイルをコンピュータ処理しやすい形式に変換したヘッダファイルを生成する処理)
プログラムの先頭に #include “pch.h” を挿入すること。
入力を終えたら、ビルド→コンパイルにより、機械語プログラムを生成させる。
入力し正しくコンパイルができていたら、デバッグ→デバッグの開始でプログラムを起動する。今回は、以下のように表示された。
愚痴
C言語の環境構築のために、Visual Studio 入れたけど、ほんとクソ重いなぁ…
貧弱なパソコンでは、使う気が起こらねぇな。
Intel ディスプレイドライバの不具合
昨日、Windows 10 のアップデートをかけたら、画面ロック状態の画面が消えた状態から復帰しなくなった。以前のパソコンでも、更新でこういった不具合はたまにある。
ひとまずは、スリープさせずにシャットダウンさせるけど、今回は Update が Intel ディスプレイドライバの更新だけだったので、原因は明白だろう。
ということで、ドライバを元に戻す方法を調べてリンクを貼っておく。
追記(2019/02/12)
デバイスドライバーを戻したら、ちゃんとロック状態から復帰するようになった。以前のパソコンの時もだけど、Intel ドライバーって、トラブル多いな。
ディスクのクリーンアップ
システムのバックアップをする際には、不要なファイルを保存しても意味がないので、掃除をしてから行うほうが良い。
ディスクのクリーンアップ
エクスプローラーを起動して、”PC” 配下の “Windows C:” で右クリックして、プロパティを実行する。
ドライブのプロパティが表示されたら、[全般]タグの中のディスクのクリーンアップを実行する。
通常は、以下の画面が出たら、削除するファイルを選んで OK でいい。
OSの更新の歳には、不具合が発生して元に戻すための古いシステムファイルが保存される。OSの更新からある程度時期がくれば、機能も安定し不具合も発生しないようなら、古いシステムファイルを消したほうがHDDの容量を増やすことができる。このときにはシステムファイルのクリーンアップを実行すると良い。
SambaがWindowsのネットワークから見えない
サーバが、Windows10のエクスプローラのネットワークから見えない。
どうも、Windows側で、「Windowsの機能の有効化または無効化」で、”SMB 1.0/CIFS Client” の設定が必要みたいで、設定したけど、また見えなくなった。
参考となる記事を探していたけど、IPv6 の問題が指摘されていたものがあった。自宅では、IPv6 が一応使えるようにしてあるし、設定を見直し。
(( /etc/samba/smb.conf )) [global] # CIFS標準の SMB1 では見えないようなので、SMB3 を使えるようにする client max protocol = SMB3 # IPv6 からのアクセスを受け付けるようにする。 hosts allow = 192.0.0.0/8 192.168.0.0/16 fe80::/10 : $ sudo /etc/init.d/smbd restart ; sudo /etc/init.d/nmbd restart
IPv6 用の hosts allow を加えたら、Windows から サーバが見えるようになった。
家族のパソコンのバックアップ対策
家族のノートパソコン、バックアップ対策をしていないので、回復ドライブの作成やバックアップの方法のメモ。
- バックアップの前に、ディスクのクリーンアップ。
回復ドライブの作成
回復ドライブとは、Windows 10 が立ち上がるために必須のドライバなどを保存したドライブで、これがあればドライブに不具合があった場合、最低限のOS起動ができる。リカバリー処理を行うにもOSが起動しなければ意味がないので、回復ドライブを作っておくべき。
まずは、32GBの USB ドライブを購入してくる。OS起動に必要なシステムのファイルを保存するならば、32GBは必須らしい。
検索で「回復ドライブ」で起動すると、以下のような画面が画面が表示されるので、システムファイルの保存を選んで、次へ。
使用可能なUSBドライブの選択画面で、使うドライブを選ぶ。後は、ドライブの中身をすべて消して続行するか聞かれるけど、そのまま続行。作成には時間がかかるので、あとは放置。
OSを起動するために必要なシステムファイルが保存されているので、大きなWindowsのOSの更新があった際には、回復ドライブを作り直すべき。半年に1度は実行しておきたいかな。
バックアップ
バックアップには、Windows10の基本的なファイル履歴を利用してバックアップする機能と、Windows7以来のバックアップと復元ツールがある。
「設定」・「更新とセキュリティ」を選び、バックアップを選ぶ。
ファイル履歴を利用してバックアップ
ファイル履歴を利用したバックアップでは、修正した時間情報をみて、更新されているものを保存してくれる。家でノートパソコンを置きっぱなしで使うならば、勝手に保存してくれるし、差分保存だからすぐに終わるので、個人用環境を保存するなら簡単で便利。
ただし、通常の設定では、”C:\Users\自分のID” の配下の情報しか保存してくれないので、自分でインストールした “C:\Program Files… “などは、バックアップ対象でないため、注意が必要。
バックアップの画面でその他のオプションを選んで、保存先のバックアップ用 HDD を指定しておけばいい。
バックアップと復元ツール
Windows7 から利用できる、バックアップと復元ツールは、システムすべての内容を保存できる。システムのHDDと同程度の容量の外付けドライブなどをつける必要があるが、最も堅実なバックアップができる。バックアップにも時間がかかるので、一定期間ごとにバックアップをする。
領域を管理します…にて、バックアップ用ドライブを保存先に指定しておく。あとは、今すぐバックアップを実行すればよい。
初パソコン Surface Pro 6
子供が、来年から学校で BYOD によりパソコンを購入が必要な中、おさがりで使っていたパソコンが液晶割れで使えなくなったので、4月にはちょっと早いけどパソコン購入。
機種は、半年ほど前からどんなのがいいか相談していたけど、最近お絵かきが好きだしタブレット式にペンが使える機種がいいということで、Microsoft Surface Pro 6 となった。当初はもう1ランク下の機種を考えていたけど、クリスマス特価もあって、大学入学時にお兄ちゃんが買ったパソコンとほぼ同じ価格に落ち着いた。
まだ、ペンが未購入で一時的に仕事のペンを貸しているけど、お小遣い&お年玉で購入かな。
wsltty いいね
Windows 10でLinux環境を WSL で使っているけど、cmd.exe が動くコンソールの動きに色々と違和感を感じていた。WSLが出始めた頃なら、フォントの文字化けとか酷かったけど、最近はかなりマシに動いていても、画面の反応のタイミングが微妙だったり。
ネットの記事を探していたら、wsltty の紹介記事をみつけた。 試しに入れてみたけど、違和感ない。
今まで、あまり使ってこなかったけど、コンソールの背景が透ける設定も悪くない。ウィンドウ開きまくりだと、隠れたウィンドウがどこかのヒントとして、背景透過ってアリだな。
Win10 Oct2018 Update でストアアプリネットワーク接続できず
昨日配信が始まった、Windows 10 October 2018 Update を適用してみた。
しかしながら、適用後は普通に使えると思っていたが、ストアアプリと Edge を柄応答するとネットワークに接続できないというメッセージ。原因チェックとかもかけたけどダメ。色々とネットの記事を参考にしてみたが、ダメだった。
状況では、Ethernet の LAN のアダプタなんだけど、なぜか WiFi の SSID が名前になってる。すごく不気味な状態。
調べた中で、デバイスマネージャを起動して、該当ネットワークアダプタを削除するとかいう(再起動かけてもデバイス削除のままでネットワークデバイスを認識しなかったら、デバイスドライバインストールもできないかも…)怖い記事をみつけ、その記事にすがって、アダプタ削除&OS再起動をかけたら、改めてネットワークデバイスを認識してくれたのか、ようやく復旧した。