この記事を見ると W-ZERO3 と Linuxでの接続ができそうなんだけど、 色々と入れるのが大変そう。でも、ひとまず試してみよう。
synce-usb-rndis-liteをインストール
元記事は、usb-rndis-ng で書かれているが、SynCE プロジェクトにて、最近は、synce-usb-rndis-lite となって開発が続いている様子。
$ wget http://downloads.sourceforge.net/synce/synce-usb-rndis-lite-0.10.0.tar.gz $ tar zxvf synce-usb-rndis-lite-0.10.0.tar.gz $ cd synce-usb-rndis-lite-0.10.0 $ make $ su # ./clean.sh ←これをしないと、ドライバの組み込みに失敗してしまった。 # make install # modprobe rndis_host # ifconfig rndis0 ←ネットワークデバイスが見えるようになった。
通常の rndis_host だと、modprobe ができても、ネットワークデバイスが現れない。
W-ZERO3 とネットワーク通信できるようにする
W-ZERO3 側で、設定-USB接続-接続-ActiveSync-「高度なネットワーク機能を有効にする」 とすれば、USB接続時に、W-ZERO3 側が DHCP サーバとなって、母艦側にアドレスを 割り当ててくれる。
≪ /etc/modutils/w-zero3 ≫ ### USB接続時に自動的に modprobe させるため alias rndis0 rndis_host ≪ /etc/network/interfaces ≫ ### 自動的に W-ZERO3 に DHCP 接続するため allow-hotplug rndis0 iface rndis0 inet dhcp ##### W-ZERO3 を USB で接続すると、 # ifconfig rndis0 rndis0 Link encap:Ethernet HWaddr 80:00:60:xx:xx:xx inet addr:169.254.2.2 Bcast:169.254.2.255 Mask:255.255.255.0 ##### 169.254.2.2 が割り当てられたということは... # ping 169.254.2.1 PING 169.254.2.1 (169.254.2.1) 56(84) bytes of data. 64 bytes from 169.254.2.1: icmp_seq=1 ttl=128 time=10.8 ms 64 bytes from 169.254.2.1: icmp_seq=2 ttl=128 time=2.35 ms
ということで、たぶん W-ZERO3 と通信ができるようになってるはず。 しかし、W-ZERO3 から母艦経由でネットワーク接続ようになるには、 W-ZERO3 上で、母艦へのルーティングの設定が必要なんだけど、どうすりゃいいの?
でもこの実験は、Linux サーバで行っているから
「W-ZERO3→Linux母艦→internet」
として
使いたいと思うけど、逆に Linux のノートパソコンから、W-ZERO3 をダイヤルアップルータ
としてインターネット接続って使い方ができるんじゃないの?
「Linux端末→W-ZERO3→internet」
ができれば、W-ZERO3をモデムとして使うよりは、Linux端末側で PPP の起動やらの
作業が不要となる。
それに、通常 ActiveSync 用にネットワーク接続になっているのを、モデム機能に切り替える
といった作業も不要になる。
しかし、
ZEROProxy
なんてソフトがあるんだから、単純にルーティングという問題じゃないのかなぁ...
# どちらにしろ、現状は ping が通るだけ...